そうきです!
僕が最初に入った会社で新人研修を受けていた時、1週間ごとに生活面で目標を立ててそれを実践しよう、という研修がありました。
その1つが「社員の先輩にあいさつをしよう」でした。小学生か。
これは知り合いだけでなく、全員を指しています。
なので全然知らない人にもあいさつをしなくてはいけませんでした。
エレベーターや階段、すれ違うたびに「おはようございます!」とあいさつをするわけなのですが、いい迷惑なのでまあまあ無視されました。
勝手にあいさつしておいてアレなのですが、無視される度にストレスが溜まっていました。
夕礼の反省会にて、「あいさつを無視されてムカムカしてきました」と僕は発言しました。
その時に同期の友達に言われたのが、「草生、あいさつは返してもらうものじゃないんだよ、与えるものなんだよ」という名言でした。
その言葉がすっと胸に入りました。
そうか。僕は無意識に相手からの見返りを求めていたのかもしれません。
あいさつという名の愛を。
愛は相手からの見返りを求めるものではなく与えるもの。
ミスチルも名もなき詩で「愛はきっと奪うでも与えるでもなくて気がつけばそこにあるもの」って歌ってましたもんね。
ちょっと違うか。
なのでそれからは「挨拶」ではなく「愛拶」と呼ぶようにしています。
(「人材」を「人財」と呼ばせるブラック会社感)
あいさつに限らず、自分の好意で相手に見返りを求めないようにするのは楽しく生きるためにきっと大切です。
でもありがとうって言ってもらえたらもっと嬉しいので、僕がもし好意を頂けた時はきちんと感謝の気持ちを伝えるのは忘れないようにしたいなと思ったエピソードでした。