僕が中2の頃
マイケルジャクソンが亡くなった。
当時の僕はマイケルジャクソンについて
あまり知らなかった。
「アウッ」
「ポゥ」
という奇声。
ちょっと前に裁判沙汰になったニュースがぼんやりと記憶にあり、
「破天荒で奇妙なアメリカの人」
というイメージがどこかにあった。
世界的大スターの突然の訃報。
当然、日本でも連日テレビで報道された。
メディアでの扱いで、マイケルの偉大さに気付き始めた僕は、偶然「スリラー」のMVがノーカットで流れている番組を目にした。
衝撃だった。
音楽やダンス、マイケルから溢れ出る色気やスター性。全てが新鮮で、何よりかっこよかった。
すぐにネットでマイケルの他のMVも視聴してみた。
どれも、当時の哉太少年を感動させるには充分すぎるものだった。
CDをゲオやTSUTAYAをハシゴして探し、
両親に昔のマイケルはどれだけ人気だったか聞き、
「ちょっと英語の勉強頑張ってみようかな」
と思ってみたり…
思春期だった自分にとって
「洋楽にハマる」
事は1つのステータスの様に感じていたのかもしれない。
とにかく、ワクワクしていた。
翌日、学校に行くとクラスメイト達がムーンウォークや体を斜め45°に傾かせるゼログラビティの練習をしていた。
どうやら魅了されたのは他にも沢山いたようだ。
没後10年以上経った今も、世界中の人達から愛されているマイケルジャクソン。
ちなみに僕が1番好きな曲は
「マンインザミラー」です。