セラピストの日記｜草生｜ゴールデン街バイトの思い出東京店

こんにちは、そうきです☺️

香りとは、いつまでも忘れられないもの。

忘れていたはずの思い出が、その香りを嗅いだ瞬間に思い出す。

宇多田ヒカルさんのFirst Loveの冒頭にも「最後のキスはタバコのflavorがした　ニガくてせつない香り」とあります。

16歳でこの歌詞はえぐいし、相手いくつやねんと思います。

みなさんも忘れられない香りはありますか？

僕はあります。

それがこのアクアソープの芳香剤です。

僕は少しだけ、ゴールデン街でバイトをしていた事があります。

ゴールデン街といえばカオスでいろいろな人が来ます。

その日は泥酔した方がいらっしゃいました。

やばいかな…と思っていたらトイレで盛大に吐き散らかしました。

全て枠内に入れてくれればまだ良かったのですが、不幸にも巨漢な方で胃袋の容量が大きかったようで、トイレという枠組にはまらない豪快な吐き方をしていました。

狭くて換気の悪い部屋ににおいは充満し、お客様は一斉退店。

僕も危うく、「ええいああ、君からもらいげろ」しそうでした。

このにおいをどうにかしないとまずいという事で、換気扇200%のフル回転、店内にトイレの消臭ジェットを撒き散らし、アルコールスプレー1万プッシュするもののなかなかにおいは取れず。

とりあえず芳香剤を3個ぐらい買ってトイレに置いといて店内を閉めました。

次の日に出勤すると、店内はまだまだにおいは残っていました。

そして問題のトイレ。

芳香剤が大活躍してトイレがお風呂上がりのような香りになることを祈ってトイレを開けると、芳香剤とゲ◯のにおいが混ざってとんでもないにおいになっており、盛大にえずきました。

その芳香剤の香りこそが、このアクアソープだったのです。

そんな事もすっかり忘れていた僕は、このトイレの芳香剤を買ってきてしまいました。

封を開けて香りを嗅ぐと、あの時のゴールデン街のトイレのにおいを一瞬で思い出しました。

捨てるわけにもいかずトイレに置きましたが、入るたびに気分が悪くなっております。

草生版First Loveの冒頭は「最後のトイレはアクアソープのflavorがした」

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