我々人類にとって1番馴染み深い生き物は何か?と問われたら私は鳩を推薦する。
鳩はそこら中にいる。
公園、街中、夏冬、昼夜問わず。
平和の象徴
マジックの主役
鎌倉に行けば、サブレーとして食欲も満たしてくれる。
しかし、そんな鳩には謎も多い。
まず、田舎の鳩と都会の鳩は性格が異なる点だ。
田舎の鳩は半径20m近づいただけで、災害がやってきたかのごとく逃げ出す。
一方、都会の鳩は足元まで近づいても何食わぬ顔をしている。
「こいつ、俺の事が怖くないのか?」
という疑問と
「是非捕まえてみたいっ…」
という捕鳩欲(ほはとよく)がわいてくる。
よく見ると鳩は怖い。
充血した目と小刻みに動く首は、
不安をかり立てる。
しかし、恐怖心を我慢して、もっとよく見ると不思議と可愛く見えてくる。
本当によく分からない生き物である。