びらびら

 

腰を持ち上げられた瞬間、背中に熱い吐息がかかる。


その息が、太ももの内側まで流れてくるのがわかって、皮膚がゾクッと震えた。

 

次の瞬間――

柔らかく、温かい舌先が、ゆっくりと触れてくる。

濡れた感触が広がって、呼吸が浅くなる。

鼻先が私の肌に触れて、

甘くて濃い匂いが呼吸のたびに胸の奥まで流れ込む。


それだけで腰が抜けそうになるのに、

両手で腰を押さえられて逃げられない。


舌が小さく円を描きながら、じわじわと上へ。

そして一気に吸い上げられた瞬間、

全身から力が抜けていく。


頭の中が真っ白になって、喉から小さな声が漏れる。

 

体位が69に変わると、彼の視線と舌の熱が同時に襲ってくる。


視界の端で彼の目が私を見上げている。


その視線に耐えられず、腰が勝手に揺れてしまう。


舌が速くなると、鼻先がビラビラに時々触れて、

 

そのたびに全身がビクンと跳ねる。
「…やだ…もう…」


 言葉とは裏腹に、もっと欲しくて、

腰を押し付けてしまう。

 


最後に深く吸い上げられた瞬間、

全身が固まり次の瞬間、

波が一気に押し寄せる――。
耳元で低く囁かれる。
「やっぱり…クンニLOVEだな、俺」

— 鼻びら大智💐

 

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